on Rails : Let's Start

分厚さ比較

はじめよう Ruby on Railsが届きました.予想以上に薄くてビックリ.値段はAWDwRより1000円安いだけなのに,分厚さは半分ぐらいという.ただ,紙質が良い.しかしまぁその薄さが良いように働いて,ペタンと開き易い.


はじめよう Ruby on Rails
Amazonに画像も追加されたみたいだ.
とりあえずは,これを15日のRuby勉強会@関西に持っていってだな,かずひこさんにサイン貰うぞ.


内容というか,勉強のアプローチの仕方がAWDwRと結構違う.少し読んだ所で,違った点をまとめてみる.


まず,当たり前だけど試しに作るアプリケーションが違う.AWDwRはショッピングカートアプリケーション,はじめようは社内スケジューラ.スケジューラってのは,何気に実用的でありがたいなぁ.


次に,すげー些細なことなんだけど,データベースのテーブルの定義方法が違う.AWDwRsql文を書いてそれをそのままログとして残すアプローチを取っていたけど,はじめようはmigrateを使ってテーブルを作成.正直,こっちのがクールじゃん.もちろんログも残るし.


また,アプリケーション開発を進める上で色んな関数や規則のことを説明する節(ふし)はどちらにもある.AWDwRは一つひとつに対し,コレでもかってほどに深く説明したりしなかったりだけど,はじめようの方は基本的な使い方と要点だけをまとめてくれている.こりゃ(Rubyをある程度わかる人なら)わかり易い.また,二人のプログラマペアプログラミングをしているという設定のもと進めていくので,話口調なので飽きがこないと言うか,無駄に説明的な文章を使っていない分,眠たくならない.もちろん突っ込んだ話もあるけど.


最後に,アプリケーション開発はどちらも当たり前だがイテレーションなんだけど,はじめようのほうはrakeによるテストが挟まれていて*1,「石橋を叩いて渡る」感じがする.AWDwRを貸してくれたid:hakobe932は,「テストは何というかアレじゃん」みたいなニュアンスを漂わせていたけど,とんでもない,こんな手軽に行えるテストならドンと来い超常現象だよ.


で,実際そのテストってのはスゲー役に立つ.ちゃんとエラーが起こる所を教えてくれるし,実際そこでエラーが起こる(そりゃそーだ).なんとうか,エラーを見つけるのって難しいもんじゃん.普通.
確かにテストケースを書くのは面倒くさいかもしれないけど,個人で作成するレベルのアプリケーションでいちいちテスタは雇えないもの,rakeがテスタだと思えばとても助かる.


まぁ気になるような違いはこの程度かな.そりゃもっと違うような所は山ほどあるだろうけど,そんな重箱の隅をつつくようなことをしても何の意味もないし.
とりあえず,Railsをコレから始めようって人ははじめようRuby on Railsを買っても損は無いんじゃない?AWDwRはもっとkwskって感じで,後から買い足せば良いと思う(リャマ本に対するラクダ本みたいなもんかな?).


なんだかんだで7章まで読み終わりました.楽しいです.Rails

*1:巷で言うテスト駆動